神様は私達を愛しておられる

2020年10月09日 06:00

(A)神様は私たちを愛しておられます

Ⅰヨハネ 4:10,
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。

 私の家内は高校2年生の時に家内の母から私と結婚してくれないかと頼まれました。家内と私は9歳も離れています。17歳の彼女は9歳も年上の研究生活一筋のおじさんと結婚してくれと頼まれても・・・と困ってしまいました。家内の母は私とどうしても結婚してほしという願いが強かったのです。それから家内の悩みの人生が始まりました。

 東京の音楽大学へ行っている彼女の友達が夏休みに名古屋へ帰って来た時、彼女はクリスチャンになっていて、家内の悩みを聞いてくれました。彼女は「どんな悩みでもキリストを信じたら解決するよ」と言ったそうです。家内は友達があまりにも熱心に話してくれるので、しぶしぶ聞いていたそうです。ところが最後に

Ⅰヨハネ 4:10,
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。

を読んでくれました。その御言葉に触れた時、「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛してくださった」という言葉が家内の心に飛び込んできたのです。家内は家内の母から愛されて育ちました。しかし家内の母の愛は自分の願望を押し付けてくる愛で、そんなのは本当の愛ではないと思い、この世には自分を愛してくれる人は一人もいないので、死のうと思っていたのです。

 しかし神様が私を愛してくださった、この神様を信じようと決心したのです私はこの話を聞いたとき、世の中にはなんと「おめでたい」人がいるんだなーと思いました。私は神様はいないと思っていました。いるか、いないかもわからない神様が自分を愛してくれたので信じる。私には信じられませんでした。

(B)神様が天地創造の神様である証拠

ニュートンが太陽系の模型を設計し、有名な大工さんに頼んで作ってもらいました。ハンドルを回すと、惑星(水・金・地・火・木・土・天・海)が、グルグル太陽の周りを回るように出来ていました。ある日、ニュートンの友人が訪ねて来て、その模型を見て尋ねました。

友人  これは、よく出来ている。誰が造ったんだい?
ニュートン それは木を置いていたら、偶然に出来たんだよ。
友人  そんなバカな事があるか。こんなに上手く出来るはずはないだろう。
ニュートン いや、偶然に出来たんだ。
友人  おい、怒るぞ! これが偶然に出来るはずがないだろう。どこの大工さんに頼んだか教えてくれ。
ニュートン そうさ。これはボクが設計して、有名な大工さんに頼んで作ってもらったんだ。君は、この模型ですら偶然に出来ないと言い張るのに、どうして本物の太陽系が偶然に出来たと言い張るんだね? おかしいとは思わないかい?

 太陽系の模型でも偶然にはできません。本物の太陽系が偶然にできるはずはありません。本物の太陽系は神様が造られたのです。

(B-1)神様が人間を創られた証拠

 聖書は人間は神様によって創られたと書かれています。

創世記1:27
「神はこのように、人をご自身の形に創造された。」

 人間が神様によって創られた証拠を示したいと思います。人間は60兆個の細胞から創られています。人間の細胞の中で一番大きな細胞はお母さんのおなかの中の卵子です。卵子の直径は0.2ミリです。それが十月十日で60兆個に増えるのです。私達は60兆円と言われてもピンと来ません。毎日100万円ずつ使うと60兆円を使い果たすのに何年ぐらいかかると思いますか。

   10日で1000万円、100日で1億円、1000日で10億円、1万日で100億円、10万日で1000億円、100万日で1兆円、6000万日で60兆円。1年を約300日とすると20万年で60兆円になります。毎日100万円使っても60兆円を使うのに20万年もかかるのです。

 私は60兆個という数がいかに膨大な数であることを知っていただきたかったのです。

 そしてある細胞は目になり、ある細胞は鼻になり、ある細胞は口になり、ある細胞は耳になり…。たとえば私達が家を造る時、設計図が必要です。人間の細胞の設計図はどこにあったのでしょうか。それは最初の、一個の卵子の中にあったのです。直径0.2ミリの細胞の中に60兆個分の設計図を人間が書き込むことが出来るでしょうか。それは神様にしかできないのではないでしょうか。

 次にどこから創ればよいのかという問題が有ります。心臓からでしょうか。肺からでしょうか。心臓も肺も血管も口も器官も一緒に創らなければ、心臓1つでは機能しません。テレビで放映されていましたが、まず心臓を造り、次の器官はドミノを倒すように、一挙に創られるのです。まさに神業です。

  人間は聖書に書かれているように聖書の神様によって造られたのです

創世記1:27
「神はこのように、人をご自身の形に創造された。」

神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。

(B-2)神様が太陽を作られた証拠

   2月の寒い冬の夜1キロ離れた所に1万個のストーブを焚いても少しも暖かいとは感じません。地球から太陽まで約1億5千万㎞も離れています。太陽でストーブを何個炊けば地球にいる私たちは暖かいと感じるでしょうか。1億個のストーブを焚いても地球に住む私たちは暖かいと感じないのではないでしょうか。それはストーブでは温度が低過ぎるので暖かく感じないのです。

   太陽は図のように、直径が140万㎞で、地球の直径の109倍です。中心に核があり、核の温度は約1500万度、表面温度は6000度です。表面の外側にコロナがあります。コロナの温度は100万度です。核の中では水素原子がヘリウム原子になる核融合反応によって太陽は燃えているのです。太陽が水素爆弾のように爆発したら、太陽は一瞬のうちに破壊されてしまいます。

   実際は1トンの水素が24時間かけて1リットルの水がやっと沸騰するぐらいゆっくり燃えているのです。ですから、太陽は何千年燃え続けても、燃え尽きることなく地球を暖め続けてくれているのです。

   原子爆弾は人間に原爆病という恐ろしい被害を与えました。しかし、水素の核融合は放射能によって人間に被害をもたらすことはありません。神様はなんと素晴らしく太陽を造られたのでしょうか。原子力発電所は安い価格で人類に電気を供給してくれました。しかし、チェルノブイリや福島のような事故が起こると、多くの人々に大きな被害をもたらします。

  ですから水素の核融合発電所が出来たら、夢のようなエネルギーになります。核融合発電所の燃料は海水の中に無尽蔵にありますし、原子力発電所のような事故による被害はありません。しかし、核融合炉は戦後何十年もかけて全世界で研究されているにもかかわらず、未だに実用化されていません。

  それは核融合が起こるためには太陽の核の部分の温度が1500万度であるように、800万度以上の高温でなければ水素の核融合は起こらないからです。時代劇に出てきますが、昔ご飯を炊くために使ったお釜は2500度で溶けてしまうのです。 

   ですから800万度以上の高温を閉じ込めることの出来る炉を造ることが出来ないのです。電磁場を使って何とか高温を閉じ込めておく炉を造る研究がなされていますが、ウナギのようにその炉から逃げ出してしまうので、未だに800万度以上の高温を閉じ込めておく炉は開発されていないのです。

  ところが神様が造られた太陽は万有引力によって中心の気圧は3000億気圧にもなるのです。その気圧が1500万度を閉じ込める炉になるのです。神様はなんと素晴らしく太陽を造られたのでしょうか。

(B-3)神様が木を作られた証拠

  私は和歌山県の田舎の農家で育ちました。父や母が田や畑に肥料をやり草を取り消毒をして、稲や梅やミカンや野菜を育てるのを見てきました。しかし山へ行って山の木に肥料をあげているのを見たことがありません。何千年も肥料を一つも与えないのに下図の原木貿易実績の表から解るように

  年間の全世界の輸出量は2兆2千億円、輸入量は2兆4千億円です。このように膨大な山の木に誰が肥料を与えているのでしょうか。誰もいません。神様です。

 私はあかね書房の「森の科学」「森の不思議を探る」を読んで神様のすばらしさに感動しました。木は葉で光を受け、根が土から吸い上げる水と空気中の二酸化炭素から木が生きるのに必要な栄養を作り出すのです。これを光合成と言います。

 これは葉の中にある「葉緑体」によります。人間はこの葉緑体を造り出すことは出来ません。これは神様が造られたのです。神様は木を造られただけではなく、ちゃんと栄養分も与えてくださるのです。

   神様は太陽を造り、水を造り、人間や動物が吐き出す二酸化炭素を用いて木に必要な栄養分を造り、光合成によって人間や動物たちが生きてゆくために必要な酸素を造ってくださいます。神様はなんと素晴らしく木を造られたのでしょう。酸素を人間の化学で作り出すことは出来ません。

(B-4)神様が水を作られた証拠

    雨のあまり降らないサウジアラビヤのことわざに『水の一滴は血の一滴』と言うことわざがあります。これは水が人間が生きるのにとても重要だと言うことを教えています。人工透析を受けている人は1日に水を500CCしか使うことが出来ません。これはご飯に含まれている水、おかずに含まれている水等全て含まれている量です。ですから夏にどんなにのどが渇いたときでもお酒を飲むときの杯に1杯しか水を飲むことが出来ません。普通の大人は1日に約2リットルの水を必要とします。

 水は太陽熱によって蒸留されます。私達は朝起きたときから、トイレで水を使います。洗濯をするときに水を使います。お風呂に入るときに水を使います。世界の72億人の人が毎日水を使い水を汚します。誰がこの汚れた水をきれいにしてくれているのでしょうか、汚れた水は下水道を通って海に流されていきます。海で汚れた水は太陽熱によって蒸留され、きれいな水になり雲になり雨となって地上に降ってくるのです。

 汚れた水が太陽熱によって蒸留されてきれいな水になるように神様が水を造ってくださっていなければ、地球上の水は汚くなり人間は水が使えなくなり死んでしまいます。水が熱によって蒸留するように神様が造ってくださっていなければ人間は生きていくことは出来ません。

 地球は海が70パーセントで陸が30パーセントと言われていますが毎日海から蒸留される水の量は1.4兆トンです。これを72億人で割ると1人あたり約20トンの水が使えることになります。

 私は毎日食器を洗っていると、こんなに沢山水を使っても神様は海から蒸留してくださるだろうかと心配になります。しかし食器を洗う水だけではなくナイヤガラの滝だけでも1時間に1020万トン、1日に24480万トンの水が滝から落ちています。又東京都内で1日に使う水の量はナイヤガラの滝から1時間に落ちる水の量と同じだそうです。

 その膨大な量の水を蒸留することが出来る様に神様は水を造ってくださったのです。神様はすごいと思いませんか。神様が天地創造の神様であることが分かっていただけたと思います。

(C)神様の愛を体験する方法

 神様の愛についていくら説明されても、神様の愛についての説明はわかりますが。神様の愛を体験することは出来ません。赤ちゃんはお母さんの愛の説明ではなくお母さんの愛を体験しています。

   お腹が空いたら「おっぱい」を飲ませてくれる、「おしっこ」や「うんち」をすればおむつを替えてくれる。赤ちゃんはお母さんがそばにいてくれれば愛を感じるのです。少しでもお母さんがいなくなると泣き出します。赤ちゃんはお母さんが一緒にいてくれると安心なのです。

 このように神様がそばにいてくださると神様の愛を感じるのです。神の御子は人間となって人間のそばに来てくださったのです。

マタイ 1:23,
「見よ、処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと、神は私たちとともにおられる、という意味である。)

   神の御子は人間のそばに来て下さったのです。

ルカ 2:7,
男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

   神の御子は立派な産婦人科ではなく飼い葉桶の中で生まれたのです。

ヨハネ 1:14,
ことば(神の御子)は人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。

   神様を見たら信じるという人がいます。神の御子は人間となられて、人間のそばに来られたのです。そのことが新約聖書に書かれています。

マタイ 28:20,
また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたし(キリスト)は、世の終わりまで、いつも、あなたがた(自分の名前を入れる)とともにいます。」

「見よ、キリストは、世の終わりまで、いつも(自分の名前)とともにいます。」を繰り返し暗唱してください、キリストがともにいてくださると感じることが出来ます。キリストの愛を信じてください。


いろいろご質問がおありだと思います、質問のある方は私にメールしてください。お待ちしています。


葛西聖書バプテスト教会
大木英雄
メールアドレス dscpohki@yahoo.co.jp

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