近づいている人類の終わり

2020年05月31日 06:00

   あなたは世の終わりが近づいていることをご存じですか。最近のようにコロナウイルスで経済が破綻し始めると、これから先どうなるのかと不安になっている方が多いと思います。しかし聖書は将来の事を預言している本です。聖書が将来のことを預言しているといっても証拠を示さなければ誰も信じないと思います。
   
    聖書の預言がことごとく当たっていることを示したいと思います。聖書の主人公はイエス・キリストです。

 ところで、キリストは予告なしに突然来られたのではなく、彼が生まれることは何千年も前から聖書の中で詳しく預言されていたのです。キリストがいつごろ、どこで生まれ、どのような生涯を送られ、どのような死に方をされるかなど、生まれる何千、何百年も前から旧約聖書に預言されていたのです。

    歴史上、世界的な「聖人」と言われる人は何人かいますが、生まれる前からその生涯が預言されていた人はキリスト以外に誰もいません。旧約聖書にはキリストについて332個ほどの詳細な預言がありましたが、どのような預言があったのか、今日はその概略を見たいと思います。   

人種、家系、誕生地

 紀元前2100年頃、アブラハムを通して、キリストは、世界の数多くの民族の中でもユダヤ人として生まれることが予告されました。

  「あなた(アブラハム)の子孫によって、地のすべての国々は祝福を受けるようになる。あなたがわたしの声に聞き従ったからである。」「ところで、約束は、アブラハムとそのひとりの子孫に告げられました。神は『子孫たちに』と言って、多数をさすことはせず、ひとりをさして、『あなたの子孫に』と言っておられます。その方はキリストです。」

 ユダヤには十二の部族があるのですが、キリストはそのうちの「ユダ族」を通して生まれることも示されました。紀元前1000年頃には、キリストは、ユダ族のたくさんの家系の中でも「タビデ王の家系」に生まれることが予告されました。

     それから250年ほどたった紀元前750年頃には、キリストが人間世界に生まれる目的が示されました。それによると、キリストは全人類の罪の身代わりとなって死なれることになっていました。

    同じ頃、ミカという預言者はキリストがベツレヘムという町で生まれることを預言されました。またB.C550年頃のゼカリアという預言者を通しては、キリストの体が釘づけになることが予告されました。

唯一の該当者

 このように、キリストについての預言は、時代とともに具体的になっていきました。全人類の中でも少数民族であるユダヤ民族からと指定され、多くあったユダヤ人の家系の中でもダビデの家系から生まれると限定され、ベツレヘムで生まれると予告されました。

   このように、これら一連の預言にあてはまる人物の範囲は時代とともにだんだんせばまっていき、ついには、イエス・キリストと呼ばれる一人の人物だけしか該当しなくなるのです。

ルカ2:1~12

ルカ2:1、2
「そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。

 ヨセフとマリヤはナザレという町に住んでいましたが、ローマ皇帝のアウグストという人が、すべての住民に「住民登録をせよ」との勅令を出したため、2人は 住民登録のために、120キロも離れた自分たちの本籍地ベツレヘムへ向かって旅立ったのです。

   そして彼らがベツレヘムに到着したときには、宿屋は満員で泊めてくれる宿屋がなかったのです。ある宿屋で家畜小屋でよかったらといってくださり、家畜小屋でキリストが生まれたのです。

 もしその時にローマ皇帝がその勅令を出さなかったなら、ヨセフとマリヤはベツレヘムへ行っていなかったでしょうし、キリストもベツレヘムでは生まれていなかったでしょう。偶然にしては不思議すぎる一連の出来事と、完全なタイミングが重なって、キリストは預言通り通りベツレヘムで生まれたのです。このキリストの誕生を祝うのがクリスマスです。

イザヤ53章
キリストがお生まれになる750年前に書かれた預言です。

イザヤ書 53:6,
私たちはみな、羊のようにさまよい、おのおの、自分かってな道に向かって行った。しかし、主(父なる神)は、私たちのすべての咎(罪)を彼(キリスト)に負わせた。

 天地創造の神様は私たちの罪をキリストに身代わりとされるという預言です。ユダヤには十字架刑と言う刑罰はありません。大祭司たちはローマの十字架刑でキリストを殺させたのです。

 日本でも戦国時代でも切腹とか斬首された人は多くいましたが、梁付けで殺された人は100万人に1人もいなかったと思います。この預言を成就させるのは神様にしかできないと思います。

反論

 このように、キリストの生涯について、非常に具体的な預言が、お生まれになる何百年も前からあったのです。しかし、中には次のように反論する人がいるかもしれません。

「それらの預言が実現したとしても、必ずしも不思議ではない。キリストは、ひょっとして悪賢い人間で、自分についての預言を前もって知っていて、預言されていた通りに、ふるまったのではないだろうか。」

   今、仮にキリストがそうしたとしましょう。すると、キリストが自分ひとりでやれることについては説明できます。たとえば、もし「北海道へ行くであろう」という預言があったとすれば、一人で飛行機に乗って北海道へ行けばおしまいです。

 ところが、キリスト以外の人間がその預言に含まれている場合は、そういうわけにはいきません。たとえば、キリストは悪人どもと共に処刑されることになっていましたが、キリストを処刑したローマの兵隊たちもその預言を事前に知っていて、キリストのペテンを助けるために、二人の強盗たちを一緒に処刑したのでしょうか。ユダは銀貨30枚ほしさにキリストを売り渡しましたが、それも「銀貨30枚で裏切られる」という預言を実現させてキリストを助けるためにしたことでしょうか。

 預言されていた通り弟子たちはみなキリストを見捨てて逃げてしまいましたが、それもキリストを助けるための芝居だったのでしょうか。いったい、「キリストは他人を欺くペテン師だ」と信じている人が、キリストに手を貸すでしょうか。332個もある預言について、まわりの人々がキリストの欺きを助けて芝居を仕組んだと考えることは不可能で、その仮定は成り立たないことに気づきます。

 私はキリストに対する聖書の預言がすべて的中していることを書かせていただきました。聖書の黙示録に世の終わりについて詳しく預言されています。世の終わりがどのようになっていくかを図で示しますと…

 左の教会時代というのが現在のことです。携挙とはイエス・キリストを信じている人が天に引き上げられることです。

Ⅰテサロニケ 4:17
次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。

 生き残っている私たち=イエス・キリストを信じて生き残っている人たち。

 イエス・キリストを信じる者だけが天に引き上げられ、イエス・キリストを信じない者は大患難時代に残されるのは不公平ではないか。神様は愛の神様なのだから、全員天国へ入れてくださってもいいのではないか。確かに神様はご自分の一人子を十字架で、私たちの罪の身代わりとされるほど、私たちを愛して下さています。芥川龍之介の「クモの糸」に書かれているように、人間はみな自己中心です。神中心ではなく自己中心を聖書は罪と言います。

ローマ 3:23
すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、
罪が赦されていなければ罪があるままでは天国へは入れていただけないのです。

ルカ 23:34
そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」彼らは、くじを引いて、イエスの着物を分けた。

 イエス・キリストは十字架で私たちの罪を赦すために、身代わりとなられて死なれたのです。私たちは自分が罪びとであることもわからないのです。罪とはイエス・キリストが十字架で身代わりとなって死なれた愛が分からないことです。罪が分からない人は聖書の言葉を一つでも命がけで守ってみてください。聖書の言葉を守れない罪人であることが分かるようになれます。

 イエス・キリストを信じる人は天国へ入れて頂けます。イエス・キリストを信じない人は大患難に遭遇します。

大患難での災い

① 反キリストによる世界支配の体制が出来る
②戦争が各地に起こる
③地球の各地に飢饉が起こる
④地球人口の1/4が死ぬ
⑤宗教的大迫害が起こる
⑥大地震が起こり太陽が暗くなり、月が血のように変わる
⑦地球の1/3が火で焼かれる
⑧海の1/3が血のように赤くなる
⑨川や湖の汚染によって大勢が死ぬ
⑩太陽の光が現在の2/3になる
⑪イナゴのような昆虫が世界を襲う 
(黙示録9:3~6)

黙示録 9:5,6
しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのような苦痛であった。その期間には、人々は死を求めるが、どうしても見いだせず、死を願うが、死が彼らから逃げて行くのである。

⑫川と水の源が血のように赤くなる
⑬世界中の人間にひどい悪性の腫れ物が出来る
⑭海の中の生き物が全部死ぬ
⑮川と水の源が血のように赤くなる
⑯地上は灼熱地獄となり、太陽の炎熱によって多くの人が死ぬ
⑰反キリストの狂暴な支配によって多くのものが殺害される
⑱全世界がイスラエル北方のメギドの平野に軍隊を送りハルマゲドンの戦いが起こる
⑲アジアから2億の軍隊が中東に進軍し生き残っている人口の1/3を殺す
⑳地球は震え島々は消えてなくなり世界の都市は破壊される

 大患難時代は7年間続きます。前半の3年半も厳しい裁きですが、後半の3年半はもっと厳しい裁きになります。

黙示録 11:1,
それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と祭壇と、また、そこで礼拝している人を測れ。

 神の聖所と祭壇と書かれていますが、これは大患難時代の後半に神殿が建という予言です。バビロン捕囚からの帰還(BC536)神殿の再建(BC520)この神殿を第1神殿といいます。ヘロデによって46年かけて作られた神殿。これを第2神殿といいます。

 現在エルサレムで第3神殿を建てる計画があります。これはパソコンのユウチューブでエルサレム、第3神殿と検索すれば出てきます。エルサレムで第3神殿を建てようとしていることは、大患難がもうすぐ起こるということです。

携挙

 大患難がもうすぐ起こるということは、その前に携挙が起こるということです。

 携挙の時、イエス・キリストを信じている人は天に引き上げられますが、イエス・キリストを信じていない人は大患難時代に、入れられることになります。

Ⅱコリント 6:2,
神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。

 いつかその気になればイエス・キリストを信じてやるよと、思っておられる方を神様は招いておられます。今が救いの日なのです。

 いろいろご質問がおありだと思います、質問のある方は私にメールしてください。お待ちしています。


葛西聖書バプテスト教会
大木英雄
メールアドレス dscpohki@yahoo.co.jp

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